弊社の建物は外壁の「耐摩ガルバ(ガルバリウム鋼板外壁)」の採用と同時に、大建工業の「ダイライト」を標準仕様としました。
以前は、私たちは木製の構造用合板を使用していました。
なぜ、ダイライトを使用するようになったのかを説明します。
1. 木造住宅の耐震強度を上げるにはどんな方法があるの?
【構造用合板の使用】
いわゆる建物全体を構造用合板で覆ってしまう方法です。非常に耐震性に強い建物になります。
ただし、構造用合板は接着剤で形成されているため長年、湿気にさらされると剥離してしまいます。
【一般的には筋交い】
通常の木造住宅は耐震強度を上げるために筋交いなどで強度を保ちます。
また、無垢の素材を使用しているため耐久性的・多少の湿気や水には強いです。
【結論】
耐震強度を考えると建物全体を構造用合板で貼り上げてしまうことが耐震上最も優れた構造になります。
いわゆる筋交いは線で支えることになります。
一方構造用合板は面で支えることになります。
言葉通りなのですが、素人の方でもこの表現だけで、どちらが強いかがおわかりいただけると思います。
強さには構造用合板が良く、素材には筋交いで使用する無垢の素材が良いということで、
弊社が選んだのは、構造合板と同じ面で支える方法で、
木よりも構造用合板よりも強い「ダイライト」を標準仕様にしました。
2.木よりも強い、構造用合板よりも強い「ダイライト」とは?
「ダイライト」の 主成分はガラス石材で構成されています。
それを圧縮して固めたものが「ダイライト」です。
ダイライトは水、火、シロアリすべてに強い素材です。その上呼吸をする素材で、万が一壁内で結露や湿気を帯びた状態になったとしても通気性があるので乾いてしまいます。
まとめ
間違いなく構造面材としては高級なものですが、断熱性能同様、30年40年と住む家なので、腕組みのところはしっかりとした素材を使うことが大切です。
当社の建物は、安い商品から中高級商品までありますが主体となる構造は、どのグレードであっても変わりません。
価格は安くても100年住宅を目指しています。
現在のほとんどの住宅は集成材や合板、MDF(紙と同質の素材)が多く使用されています。
本物の木は高級で施工が難しいため、自然素材の家は高級な建物になってしまい限られた方にのみしか手に入れることができないのが現状です。
プロの工務店の社長は皆、口を揃えて言います。
「自然素材住宅は高級商品であって、それをローコストで販売するとはもってのほか」と。
高級なものを高く売るのは誰でもできます。
でもたくさんの人にいいものを安く提供したい。
無謀かもしれませんが、あえてそれにチャレンジし続けてきました。
1. 天然木材のブランド名「ドライビーム」
弊社の建物「スマートハウス」はすべて、天然木を使用しています。
その中でも主要な構造材はすべて乾燥材の中の優等生「ドライビーム」を使用しています。
なぜ弊社がドライビームを使用しているのか?
それは厳しい品質管理体制のもとに生まれる「完全工場生産品」だからです。
工場生産だから品質が安定しており、他の乾燥材とは全く異なります。
高度な乾燥工程や検査などを実施し、品質基準に満たない不適格品は除外しています。
木は”乾燥加工工程”を経ることで選び抜かれた乾燥材になるのです。
2.「ドライビーム」の凄さと集積材との違い
2-1.「ドライビーム」の含水率

ドライビームはまず、自然乾燥で雨ざらしの状態で木材を乾かします。
濡れては乾き乾いては濡れ、を繰り返し、丸太の状態で約半年から1年自然乾燥させます。
一度雨に打たれて木にしみこんだ水分は、木の中の水分と結びつきます。
そして晴れた日に、結びついた雨の水分と一緒に木内部の水分も乾いていきます。
この工程で、もともと含水率が60%~70%位だった木材を30%程度まで乾燥させます。
2-2.含水率と自然乾燥期間の関係
この長い自然乾燥期間には理由があります。
木材メーカーによっては木材を仕入れ、置く場所がなければ港の海中に木材をつけたままのドボドボの木材を乾燥機にかけます。
含水率が多い状態で木材を乾燥機にかけ、急激に乾燥させるとひどく割れてしまいます。
その割れを防ぐために大切なのがこの自然乾燥の工程なのです。
自然乾燥が終わると、約14日ほど乾燥機にかけて木材をじっくりと乾燥させます。
この工程で含水率を20%以下、約18%程まで落とします。
含水率が20%以上だった製品は不合格になり、再度乾燥工程を実施するという徹底ぶり。
こうして出来上がった木材は非常に丈夫です。
多少雨に降られたり湿気を帯びたとしてもしっかり乾燥を繰り返してきた木材なので安心です。
ここまでするからドライビームは在来軸組工法に最適な構造専用材として、乾燥材の中の優等生といわれているのです。
2-3.時代が変わっても社寺仏閣が残っている理由にある
社寺仏閣は全て天然木材と漆喰や土、石等で作られています。
法隆寺が1400年、正倉院が800年、木造建築はすべて天然木材です。
当たり前ですが、集成材などは一切使用されていません。
天然木だからこそ、そんな長い年月をも耐えられるのです。
集成材などに比べ、天然木の方がはるかに耐久性、寿命、強度、保温性、調湿効果、シックハウス、健康、精神面、等総合的に見て優れています。
2-4.集成材とは
ドライビームが雨や湿気に強い一方、集成材などはどうでしょうか?
集成材は基本的にボンドなどで張り合わされている木材です。
そのため雨や湿気等が浸み込むと非常に弱く脆いのです。
3.まとめ
弊社のスマートハウスでは構造材にも集成材などは一切使っておりません。
家の購入は決して安いものではなく、大切な家族が長く住む場所です。
外からは見えない構造材にもできるだけよいものを使い、安心して暮らせる家をできるだけ安くご提供できるよう、日々努力しています。
一番にお客様をお迎えする玄関ドアもこだわりたいポイント
家を彩り続け、褪せることのない魅力的なデザイン、どんな住まいにも美しく調和する玄関ドア。
大切なお客様をお迎えする家の顔だからこそこだわりたいのが玄関ドアです。

アルミ素材ならではのデザイン
アルミ素材ならではの造形で、穏やかな曲線を描く、立体的なモール形状を採用しました。

幅広い外観スタイルに調和するスリット長をデザインモチーフに、ツートンのアルミ色のコンビネーションで、個性的な表情をかもし出しています。
年々増加する住居侵入犯罪に対応し防犯性もバッチリ
室内側下部には防犯サムターンを標準装備にしました。
着脱式の防犯サムターンは、サムターンつまみを取りはずすことにより、万一玄関ガラスを破られたとしても手では解錠できません。
サムターンつまみはシリンダー下部のボタンを押すだけで取りはずせます。
また、室外側には薄型シリンダー採用で、もぎ取りなどの破壊行為対策も。
来客者がひと目でわかるカラードアホン
ドアホンは、室内から来客者がわかるカラードアホンを標準装備。
玄関を開ける前に来客者の顔がわかるから安心。
勝手口ドアにも便利がいっぱい
大型サムターンや開閉しやすいレバーハンドルを採用。
防犯性も使い勝手もよいドアです。
熱が逃げやすいガラス窓は防露性に優れた複層ガラス
枠・障子がアルミで複層ガラスにより断熱性をアップ。
ガラス面の結露対策に加え、樹脂アングルの採用により窓まわりの結露を抑えます。
防犯に配慮した2ロック仕様の引き違い窓
腰窓・テラス窓、どちらも防犯に配慮し、空かけ防止機能付クレセントとサブロックの
2ロック仕様です。足元までの掃きだし窓下枠はフラット構造で、つまづきにくく日頃のお手入れもとてもラクです。

老若男女みんなが使いやすいように考えたデザイン
室内側の引き手は、大人から子供まで、どの高さからでも手がかけられる引手形状になっています。
また、リビングなどに使用するテラス窓は、下枠がフラットなノンレール構造。
レールの段差につまずいたり溝に足をとられる心配がありません。歩行に邪魔なでっぱりがないので、お年寄りや小さいお子様の歩行や車椅子などの移動もラクラク。ノンレール構造だからゴミがたまりにくく、日頃のお手入れもとても簡単です。
防犯性にもしっかり配慮
窓が確実に閉まっていないとクレセントが回らない空かけ防止機能付きクレセントを標準装備。施錠状態が視覚的に確認できるので、うっかりミスも防ぎます。ワンタッチ式サブロックも標準装備なので、クレセントとワンタッチ式サブロックの併用で安心の2ロック仕様となります。